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診療予約は、外来予約センターへ
「認知症」とは、一度発達した認知機能が、アルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患や脳血管疾患などの影響により低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。日本では、団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年には、認知症の高齢者数が約584万2000人に達すると推計されており、高齢者のおよそ15%、すなわち6.7人に1人が認知症を患うと見込まれています。認知症は誰にでも起こりうる病態であり、その特徴や影響について正しく理解しておくことが大切です。
日本では高齢化の進行に伴い認知症の人の数が増え続け、令和7年には約700万人に達すると予測されています。こうした状況を受け、国は認知症施策推進総合戦略や認知症基本法を定め、医療・介護・福祉が連携した支援体制の整備を進めています。当院は令和7年4月1日付で熊本県から基幹型認知症疾患医療センターの指定を受け、県内唯一の基幹型センターとして活動を開始しました。認知症は誰にでも起こり得る病気であり、早期受診・早期診断・早期治療が非常に重要です。しかしながら、診断は初期ほど難しく、高度な検査機器と専門的知識・技術を要するため、専門医療機関での対応が不可欠です。当センターは、熊本県における認知症医療の中核拠点として、保健医療水準の向上と地域連携の推進を担っています。
当院では、脳神経内科、神経精神科、脳神経外科、画像診断・治療科の4診療科に加え、心理支援センターなどの専門部署とも連携し、診療科横断型による認知症医療を行っています。さらに、アルツハイマー病に対する抗アミロイドβ抗体薬を含めた最新の治療法も取り入れ、患者さん一人ひとりに最適な医療の提供を目指しています。