診療科・部門

がんセンター

診療科等案内

お問い合わせ
電話
096-373-5799
FAX
096-373-5828
HP
https://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/cmc/

スタッフと専門領域

松岡 雅雄
がんセンター長
【兼任/血液内科 教授】
野坂 生郷
外来化学療法センター長
【専任/外来化学療法センター教授】
松岡 雅雄
がん相談支援センター長
【兼任/血液内科 教授】
中村 太志
がん登録センター長
【兼任/医療情報経営企画部長 教授】
吉武 淳
緩和ケアセンター長
【専従/緩和ケアセンター 教授】
松井 啓隆
がんゲノムセンター長
【兼任/臨床病態解析学 教授】

がんセンターの特徴

熊本大学病院も、2006年8月都道府県がん診療連携拠点病院に指定され、熊本県のがん診療の中心病院として機能していくことが求められています。そのため、本院内に全人的な高い質のがん医療の提供を目的として2006年6月「がん診療センター」が設置(2009年5月がんセンターに改組)されました。がんセンターのミッションは①本院で集学的がん治療を実施する体制の整備、②熊本県内の各地域病院の医療従事者に対するがん治療の教育および啓発、③がん登録の実施支援であります。

2014年の厚生労働省健康局通知に基づき、これまでの緩和ケアチームから緩和ケアセンターへ改組が行われ、それに伴い、外来化学療法センター、がん相談支援センター、がん登録センターへと名称、組織が変更となりました。 また、2020年4月よりがんゲノムセンターも設置され、がん診療の質の向上に取り組んでおります。


センターの業務案内

  1. がんの治療には手術療法、放射線療法、がん薬物療法の三大治療に加え、内視鏡治療や分子標的治療、緩和療法や支持医療などその診療に大きな幅があり、根治・延命・QOLの向上を達成するためには、それぞれを組み合わせた集学的治療が必要です。
  2. がんセンターは下部組織である、外来化学療法センター、がん相談支援センター、がん登録センター、緩和ケアセンターに加え、2020年4月よりがんゲノムセンターも統括しています。がんセンター内の審議機関として、センター運営委員会を設置し各センターの活動活性化や情報交換を進めています。さらに、外来化学療法専門委員会、がん化学療法レジメン審査専門委員会、がん登録専門委員会、緩和ケア専門会、がんゲノム専門委員会は各部門内での検討事項について協議しています。
  3. がん治療の前進のためには新しい薬剤の開発や新しい治療法の開発などが必要ですが、そのためには治験や臨床試験が必要不可欠です。センターでは、臨床試験支援センターや薬剤部との協力のもと、より活発に熊本からエビデンスを発信できるように、病院内で行われているがんに関する治験や臨床試験を全面的にサポートしてまいります。

外来化学療法センター

悪性腫瘍に対する薬物療法の多くは、外来で施行可能となりつつあります。薬物療法の進歩によって以前より長い延命を得ることが可能となったことで、「治療を行いながら充実した人生を送る」ためには、外来での通院による薬物療法は重要なポイントです。私達は、外来での薬物療法を「より安全に、より快適な環境で、より短い時間で」という患者さんの要望に応えるために、2006年4月から外来化学療法センターを開設いたしました。がん化学療法看護認定看護師を含む11名の専従看護師とがん看護専門看護師の資格を有する1名の専任看護師長、クラーク2名、外来がん治療認定薬剤師を含む2名の専任薬剤師、がん薬物療法専門医・指導医の資格を有する医師を含む2名の専任医師の18名体制でより専門的で安全な治療を心がけています。

患者さんにできるだけ快適に治療を受けていただくため、ベッド12床、リクライニングチェア8床を設置しています。各ベッドには、テレビを設置しています。(テレビカードは不要です)

【外来化学療法センターHP】
https://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/dept/c18a.html

がん相談支援センター

  1. がんに関する相談:がんに関する相談や情報提供の窓口として「がん相談支援センター」を設置しております。院内の患者さんだけでなく、院外の患者さんやご家族、地域の方々もご利用いただけます。病気や治療のこと、今後の療養生活や治療費のことなど、がんにかかわる全般的な質問や相談に対応いたします。電話での相談にも対応いたします。
    【連絡先】096-373-5676 /【相談受付】月~金 8:30~17:15
  2. 就労支援:当院に入院、通院中の方を対象に、仕事と治療の両立支援や就労支援を行っています。ハローワークによる就労相談会は、新型コロナウイルス感染症の状況によりオンラインまたは対面で開催しております。詳しくは、お問い合わせ下さい。
  3. 患者会の支援:熊本がんサロンなどの各種患者会や、がんの経験者が個別に相談に対応するがんピアおしゃべり相談室開催の支援を行っています。新型コロナウイルス感染症の状況によりオンラインまたは対面で開催しております。詳しくはお問い合わせ下さい。

【がん相談支援センターホームページ】
https://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/gansoudan/

がん登録センター

がんセンターでは、厚生労働省が定める標準登録様式に基づく院内がん登録を実施するために「がん登録センター」を設置いたしました。登録されたデータは集計の上、国のがん対策基礎資料を始め診療活動の支援、研修、教育のために役立てています。また、国立がん研究センターへの院内がん登録データ提出、国(熊本県)への全国がん登録、地域がん登録データの提出、熊本県がん診療連携協議幹事会がん登録部会への情報提供なども実施しております。

【がん登録センターHP】
https://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/cmc/center/tourokushitsu.html

【熊本県がん診療連携協議幹事会がん登録部会-統計資料掲載HP】
https://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/cmc/cancer/bukai.html

緩和ケアセンター・緩和ケアチーム

  1. 都道府県がん診療連携拠点病院である本院では、がんセンターの下に「緩和ケアセンター」を2014年9月に設置いたしました。緩和ケアセンターは、緩和ケアチームが主体となり、専門的緩和ケアを提供する院内拠点組織として活動しております。
  2. 本院では、2006年12月から緩和ケアチーム(医師、専門看護師、認定看護師、薬剤師、管理栄養士、公認心理師、歯科衛生士、医療ソーシャルワーカー等)を結成し、患者さんやご家族に対し早期から痛みや呼吸困難、倦怠感といった身体症状の緩和及び不安・抑うつなどの精神的苦痛の緩和やサポートを、主治医及び病棟看護師等と協力しながら行っています。
  3. 患者さんやご家族の療養生活の質の維持向上のため、緩和ケア医療が早期から適切に行われるよう医療人への教育(医学教育・看護教育)や研究会等を開催しています。また、切れ目のない緩和ケアが行えるよう地域の医療機関、在宅療養支援診療所及び訪問看護支援施設と連携を図っています。

【緩和ケアセンターホームページ】
https://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/palliativecare/

がんゲノムセンター

がんゲノムセンターは、「がん遺伝子パネル検査」を実施する窓口となり、患者さんのがん細胞を用いたゲノム解析(変異している遺伝子を探すこと)を行うことによって、一人ひとりのがん患者さんに最も適した治療の情報を提供することを目的に開設されました。

当センターにはゲノム医療を支えるスタッフが在籍し、各診療領域と連携しつつ、がんゲノム情報に基づいて治療法について検討し、主治医や患者さんに提案します。当院は「がんゲノム医療連携病院」として、がんゲノム医療中核拠点病院と連携しております。

【がんゲノムセンターHP】
https://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/dept/e10.html

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