スタッフと専門領域
- 平田 直之
- センター長
- 麻酔科学
- 【兼任/麻酔科 教授】
- 小原 大輔
- 副センター長、臨床工学技士長
- 体外循環、補助循環、手術室業務、心臓カテーテル業務
- 体外循環技術認定士
- 大塚 勝二
- 臨床工学技士
- 血液浄化全般
- 透析技術認定士、アフェレシス認定技士
- 山下 大輔
- 臨床工学技士
- ME機器管理業務、呼吸治療業務
- 呼吸療法認定技士、第1種ME技術者
- 吉富 晃子
- 臨床工学技士
- 体外循環、手術室業務、医療安全
- 体外循環技術認定士、周術期管理チーム臨床工学技士、透析技術認定士、呼吸療法認定技士
- 原田 大揮
- 臨床工学技士
- 心臓カテーテル業務、不整脈業務
- 心血管インターベーション技師
ME機器センターの特徴
「医療機器の効率的利用を促進するとともに、専門的な保守管理を実施し、もって医療の安全性および質の向上を図る」ことを目的に、平成19年1月1日「ME機器センター」が設立されました。
近年、医療の安全性や信頼性が社会問題となり、医療機器を取り巻く環境も大きく変わり、平成19年4月1日には「改正医療法;医療機器に係る安全管理のための体制確保」が、翌平成20年4月1日には「立会い規制;不適正な医療提供の是正」が続けざまに発令され、ME機器センター業務は増加の一途を辿っています。また、平成26年度の診療報酬改定により、特定集中治療室管理料1の施設基準の一つとして、専任の臨床工学技士が常時、院内に勤務していることが掲げられ、それに伴う臨床工学技士の増員も叶い、平成27年3月より交替制勤務を実施し、ICUのみならずNICU、CCU、HCUなども24時間サポートできる体制となりました。
平成30年からは、九州大学病院と連携し補助人工心臓の管理施設となったことから、患者様の外来管理にチームの一員として関与しています。平成31年からは、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)業務にも携わっています。
業務領域
ME機器センターには現在臨床工学技士21名と医療機器操作員2名が在籍し、臨床技術提供、ME機器保守管理といった業務に加え、医師や看護師を対象とし、安全に医療機器を使用するための教育にも力を入れています。
また在籍するスタッフは、4つの部門にわかれて業務を行っています。
ME機器管理業務
- 人工呼吸器、除細動器、閉鎖式保育器、麻酔器等の定期点検の実施
- 人工呼吸器の中央管理と人工呼吸器ラウンド点検(日勤帯、夜勤帯、各1回)の実施
- NICUラウンドの実施
- 輸液ポンプ、シリンジポンプ、経腸栄養ポンプ、低圧持続吸引装置等の日常・定期点検の実施
- AEDならびに医療ガスアウトレットの定期点検の実施
- 医療機器安全使用のための研修会企画、ME機器センターニュース発行
手術室業務
- 心臓血管外科手術時の人工心肺回路の組立、充填、操作
- オフポンプ冠動脈バイパス手術やTAVI時に使用される機器の準備、操作(体外循環、IABP、自己血回収を含む)
- 人工血管置換術、人工骨頭置換術時の自己血回収装置の準備、操作
- 各診療科への臨床技術提供(内視鏡装置のセッティング、ナビゲーション、顕微鏡、術中神経モニタリング、レーザー、手術支援ロボット(daVinci)、RFA)
- 手術室内の機器管理(定期点検・手術器具減菌前点検など)
- 中央手術部で使用されるME機器の保守点検ならびに医師・看護師への取扱い説明
血液浄化業務・高気圧酸素治療業務
- 血液透析、血液濾過、血液濾過透析等の組立、充填、操作、回収
- 高気圧酸素治療の実施
循環器内科関連業務
- 循環器内科への臨床技術提供(ペースメーカー植え込み、ペースメーカー外来、遠隔モニタリング、リード抜去、心臓カテーテル検査(成人・小児)、カテーテルアブレーション、TAVI、WATCHMAN)
- 補助循環業務(IABP、ECMO、IMPELLA)
- 補助人工心臓(LVAD)管理業務