厚生労働省慢性疼痛診療システム普及・人材養成モデル事業により2020年に発足しました。
医師、看護師、公認心理師、理学療法士からなる多職種連携チームで、生物心理社会モデルによる治療を行っています。
生物学(医学)的治療としては、薬物療法に加え、神経ブロック療法、高周波パルス療法、脊髄刺激療法などのペインクリニックの手法を組み合わせて痛覚の軽減を図ります。また、徒手療法を中心とした理学療法で日常生活動作の回復を目指します。心理的治療としては、マインドフルネスを核とした第3世代の認知行動療法をおこなって、痛みの認知(痛みに対する考えや評価)や痛み行動を治療対象として、生活の質の改善を支援します。社会的には生活環境や就労状況を詳細に伺って環境調整を図ります。
慢性痛に伴うことが多い、うつや不安に対する認知療法・認知行動療法の施設基準を有し、また日本ペインクリニック学会専門医指定研修施設となっております。