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腹膜透析外来 |
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オンコネフロロジー外来 |
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バスキュラーアクセス外来 |
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※ただし、祝日および当院の休診日は除きます
腎臓内科では腎炎・ネフローゼ、腎不全、高血圧、電解質異常など、腎疾患全般の専門総合診療を担当しています。血尿・蛋白尿や腎機能低下がある場合には、疾患の経過、腎機能、尿蛋白量を評価し、腎生検による確定診断と治療方針の決定を行っています。
腎生検の組織で疾患活動性が高い場合には、ステロイド療法、免疫抑制剤の投与、さらに必要に応じて血液中の原因物質を除去する血液吸着療法・血漿交換療法を行い、個々の症例の年齢、基礎疾患、合併症に加えて社会的背景も考慮した最良の治療選択を行っています。
慢性腎不全の治療としては食事療法と高血圧のコントロールに特に注意しています。食事療法は、減塩(6g/日)および高カロリー(30~35kcal/㎏)、低蛋白(0.6~0.8g/㎏)が基本ですが、腎機能や原疾患、高血圧・糖尿病の有無、年齢・身体活動性により調整が必要であるため、具体的な説明は担当医とともに栄養管理室の栄養士が行っています。
残念ながら末期腎不全に至った場合は、適切な時期に透析や腎移植などの腎代替療法が必要になります。透析には血液透析と腹膜透析の2つの方法があり、専門医の指導のもと、安全に治療を行っています。腎移植についても十分な情報を提供した上で最適な治療方法を選択していただきます。
一方、高血圧のコントロールは、まず食事の塩分制限と、肥満のある症例では適切な食事療法、運動療法で生活習慣の是正をはかり、薬物療法としては腎保護および尿蛋白減少効果が証明されているアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシンII 受容体拮抗薬(ARB)を積極的に使用しています。定期的に尿蛋白測定を実施し、治療効果の判定を行っています。
高血圧は、腎臓だけではなく、心臓や脳などの様々な臓器に障害を来たす疾患です。高血圧には、原因の明らかでない本態性高血圧と原因のある二次性高血圧があります。二次性高血圧には糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎などの腎障害に起因する腎実質性高血圧、腎動脈の狭窄による腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫などによる内分泌性高血圧、薬剤による薬剤性高血圧などがあります。この二次性高血圧は原疾患の診断が重要になりますが、当科では日本高血圧学会専門医が的確な診断および治療を行っています。
急性及び慢性腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、腎硬化症、ループス腎炎、膠原病、急性及び慢性腎不全、透析療法および合併症
本態性高血圧、腎実質性高血圧、腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症