診療科・部門

匿名加工情報の取扱いについて

匿名加工情報の取扱いについて

1. データ利用の目的と制限

匿名化データは、人工知能の学習、医療研究、疾病予防や診断の改善などの特定の目的に限定されます。
その使用は、目的に必要な範囲内に限られ、不正な使用や第三者への無断提供は禁止されます。

2. 匿名化データの作成

匿名化データとは、法令に基づき個人を識別できないように加工された情報で、元の個人情報を復元不可能な状態にしたものです。
個人情報は法令で定められた基準に従い適切に加工され、その方法の漏洩を防ぐための安全管理措置が講じられます。

3. 匿名化データの提供

匿名化データを第三者に提供する際、含まれる情報の項目と提供方法を公開し、匿名化されていることを明示します。
患者のCTやMRI画像データを匿名化し、診断名などの関連するデータの一部を上記のような匿名化処理を含む適切な措置を講じたうえで第三者に提供します。

4. データの安全性とプライバシー保護

提供されるデータは、パスワードなどの厳格なセキュリティ対策とプライバシー保護の基準に従って管理されます。
データ受領者は、データの安全な使用と保護に関して責任を負い、不正アクセスやデータ漏洩のリスクを最小限に抑える措置を講じます。

5. 透明性と公開

匿名化データの使用に関するプロセスと目的は院内の研究倫理委員会で倫理審査を行い、透明性を持って公開され、患者や一般市民がデータの使用方法や目的を理解できるようにします。

6. 倫理的配慮

匿名化データの使用は、医療倫理およびデータ倫理に則り、患者のプライバシー保護と個人の尊厳を最優先します。
倫理的な問題が生じた場合は迅速に対応します。

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