禁煙外来
禁煙外来のご紹介
2010年3月から、保険適応による禁煙治療を開始いたしました。ニコチン依存症と診断され、一定条件を満たす対象者が、禁煙治療の保険適用医療機関で禁煙治療を受ける場合に保険適用されます禁煙治療について説明を受け、治療を受け入れることを文章により同意することが必要です。
保険適用となるための一定条件とは?
以下の条件を全て満たす方が対象です。
- ただちに禁煙したいと思っていること
- 喫煙指数(ブリンクマン指数)
「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」が200以上であること - 禁煙治療歴がない、または前回の治療から1年以上が経過している
- ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症(5点以上)と診断されている
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)
「はい」1点、「いいえ」0点とし、合計得点を計算します。TDSスコア(0~10点)が5点以上を、ニコチン依存症と診断します。
設問内容 | |
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問01 | 自分が吸うつもりのタバコの本数よりも、より多くの本数を吸ってしまうことがありましたか。 |
問02 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
問03 | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
問04 | 禁煙や本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか。
イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ 、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加 |
問05 | 問04で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
問06 | 重い病気にかかった時に、タバコは良くないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
問07 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
問08 | タバコのために自分に精神的問題(※注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
※注:精神的問題/喫煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。 |
問09 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
問10 | タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか。 |
診療時間
月~金 14:00 ~ 15:00(※要予約)
※ただし、祝日および当院の休診日は除きます。
診療場所:呼吸器内科(外来診療棟2階Fブロック)
※ただし、祝日および当院の休診日は除きます。
- 受診曜日は基本的に固定で、初診日から3ヶ月間に合計5回受診して頂きます。
- 紹介状をお持ちでない方は、保険外併用療養費として別途5,400円をご負担いただきます。
診療場所:呼吸器内科(外来診療棟2階Fブロック)
禁煙治療の流れ
標準禁煙治療のスケジュール

受診時期 | 治療内容 |
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治療前の問診・診療 | 禁煙治療のための条件の確認 |
初回治療 |
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再診1( 2週間後) | |
再診2( 4週間後) | |
再診3( 8週間後) | |
再診4(12週間後) |
禁煙外来 Q&A
Q1.どんな治療をしますか?
体に貼る薬か飲み薬を使って、禁煙が無事成功できるよう診察医・看護師がアドバイス等を行います。どちらの薬を使うかは、1回目の診察の際に主治医が決定します。但し、これまでに精神科や心療内科にかかられたことがある方は、禁煙の治療をされることによって精神状態が悪化する事もありますので、主治医と相談の上、受診なさって下さい。
Q2.料金について教えてください。
保険診療か自費診療かで料金は異なります。料金は、使用する薬剤によって違いますが、自費の場合4万円~6万円。保険診療の場合、1万5千円~2万円位です。保険診療で受診するためには、保険適用となるための一定条件がありますので、条件に合致するかの問診が必要となります。当院に通院されている場合は、受診の際に内科外来へお寄り下さい。
Q3.他の診察と一緒に受診できますか?
保険診療と自費診療は同じ日には受診ができないため、他科で受診されることがある場合は、別の日を設定して通院して頂く必要があります。
連絡先等
096-373-5540 呼吸器内科(外来診療棟2階Fブロック)
※受付時間:月~金 14:00~16:30 ただし、祝日および当院の休診日は除きます