お知らせ

令和5年度 熊本大学医療活動表彰式を行いました

2023.11.30

式後の記念撮影にて(前列左から3人目が小川久雄学長、4人目が馬場秀夫病院長)
式後の記念撮影にて(前列左から3人目が小川久雄学長、4人目が馬場秀夫病院長)

 令和5年11月28日(火)に、「令和5年度 国立大学法人熊本大学医療活動表彰式」を行いました。

 医療活動表彰は、病院において行われる医療活動に関し、優れた取組みを行っている職員を表彰することで、その努力に報いるとともに、当該取組みの成果を学内に公表することにより、医療活動の一層の改善に役立てることを目的としています。

 今回は、病院長から学長へ推薦のあった2件の医療活動が評価され、41名の方々が表彰されました。なお、表彰者、取組内容等については、下記「令和5年度 国立大学法人熊本大学医療活動表彰一覧」をご覧ください。

令和5年度 国立大学法人熊本大学医療活動表彰一覧

多施設共同心エコーミーティング、熊本県統一心エコーマニュアルの作成による熊本県心エコー図検査標準化の試み

 多施設共同心エコーミーティングはコロナ禍における各施設の心エコー検査の技術・知識の維持・底上げのため行っている。また、心エコー図検査の標準化のため、最新の心エコー図検査ガイドラインに準拠した熊本県統一心エコーマニュアル基礎編及び応用編を作成、県内の医療機関に配布している。
 本ミーティングの参加機関により施行される心エコー図検査数は県内全体検査数の80%にのぼると考えられるため標準化に大きく貢献できること、これらの活動は本学のみならず、県内の心エコー図検査に携わる医師及び技師の技術・知識の底上げ・均てん化を目指す取組であることが評価された。

宇宿弘輝、野口桃子、神力るみ、福吉葉子、田中靖人、東亜弥、小泉由香子、櫻田友紀、尾池史、辻田賢一

医薬品の適正使用推進および経済効率を企図した院内フォーミュラリ(指針)の策定と導入効果の検討

 本取り組みは、医療費の効率化、是正を進める方策の一つとして後発医薬品やバイオシミラーの使用促進が図られつつあることから、院内に薬剤適正使用指針策定ワーキンググループを立ち上げ、医薬品の有効活用のために有効な手段である「標準的薬剤適正使用指針(院内フォーミュラリ)」を策定したものである。
 患者に対して最も有効・安全かつ経済的な医薬品の使用指針となるフォーミュラリ策定及び策定後に医薬品の再評価を実施する本活動は、薬物療法の有効性・安全性の推進と医療費適正化において重要な取り組みであり、薬価ベースでの処方金額の削減が実現できたことなど、導入効果も着実に得られつつあることを評価された。

遠原大地、齋藤秀之、政賢悟、中村和美、宮本晋治、久保田美穂、中村有紀子、七條友香、叶朋子、大島壽和子、大坪謙一、山下諒祐、齊藤綾子、前田夕貴、高林学、宮本健史、岡本真一郎、遠藤慎也、阿南正、平田真哉、青井淳、具嶋亮介、山本英一郎、中川輝政、徳永賢治、宮里賢和、井形元維、野坂生郷、後藤理沙、繁永昌憲、川畑香帆