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先進医療

先進医療のご紹介

先進医療は、新しい医療技術の出現や医療に対するニーズの多様化に対応して、先進的な医療技術等と一般の保険診療の使用を認めることとされた制度です。保険診療をベースとして、別に特別な料金を負担することにより、先進的な医療を受けやすくしようというものです。本院では平成30年4月1日現在、次の2つの先進医療Aと6つの先進医療Bの承認を受けています。

先進医療A

神経変性疾患の遺伝子診断

中央検査部、神経内科(平成19.2.1承認)
【電話】096-373-5893
適応症:脊髄小脳変性症(SCA1,2,3,6,歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA))
主な内容:脊髄小脳変性症は中年期以降、小脳、脊髄の変性により協調運動障害、歩行障害、言語障害などを起こす疾患群であるが、さまざまな原因蛋白による遺伝性の脊髄小脳変性症の診断がつくようになってきた。本院検査部では、その中で特に頻度の多い上記5種類の疾患診断法を確立した。本診断法の確立により、これまで診断のつかなかった本疾患の診断がつくようになり、患者様にQOLの面から支援できるような体制ができつつある。

抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査

脳神経外科(平成27.1.1承認)
【電話】096-373-5219
適応症:悪性脳腫瘍
主な内容:悪性脳腫瘍に対する化学療法は、患者様によって、また病気の進行度等によって抗がん剤への感受性が異なることがわかっています。本検査は、手術によって摘出した腫瘍組織から、抗がん剤耐性遺伝子を測定し、その結果により、より感受性があると考えられる抗がん剤を選択することができます。また、感受性の少ない抗がん剤を用いないことで、不必要な副作用を避けることができます。この検査によって、適切な抗がん剤を用いることが可能なため、治療効果が高まることも期待されます。

先進医療B

ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法

呼吸器外科、呼吸器内科(平成24.4.1承認)
【電話】096-373-5012,096-373-5540
適応症:肺がん(扁平上皮肺がん及び小細胞肺がんを除き、病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
主な内容:外科手術で切除された非扁平上皮非小細胞肺がんに対して、より優れた術後の補助的化学療法の確立を目的として、ペメトレキセド+シスプラチン療法と、現在の標準治療であるビノレルビン+シスプラチン療法の比較検証を行います。ペメトレキセド+シスプラチン併用療法は、進行非扁平上皮非小細胞肺がんに対する有効性、安全性が確立した治療であり、広く用いられています。しかしながら術後の再発予防効果はまだ明らかになっておらず、術後の補助的化学療法としての有用性が期待されています。

放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与及び放射線治療の併用療法並びにテモゾロミド内服投与の維持療法

脳神経外科(平成27.3.1承認)
【電話】096-373-5219
適応症:初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫(病理学的見地からびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳または脳幹であるものに限る。)
主な内容:「中枢神経系原発悪性リンパ腫」とは、脳や脊髄などにできる悪性リンパ腫のことです。腫瘍が大きくなると、頭痛や意識障害、片まひ、複視(物が二重に見える)などの症状があらわれます。標準的な治療は、抗がん薬のメトトレキサートの大量投与と、それに続く放射線治療ですが、2年生存率が62~69%であることから、より効果の高い治療法の開発が望まれています。この先進医療は、初めて中枢神経系原発悪性リンパ腫を発症した患者さんに対して、標準的な治療に、抗がん薬のテモゾロミドの内服投与を組み合わせるものです。メトトレキサートを大量に投与した後で、テモゾロミドの内服投与と放射線治療を併用し、さらに放射線治療終了後、治療効果を持続させるためにテモゾロミドの内服投与を行います。脳の血管には、血液中の有害な物質を脳の中に通さない「血液脳関門」という仕組みがありますが、テモゾロミドは血液脳関門を通過することができ、かつ、副作用も少ない薬です。この治療により、頭痛や意識障害などの症状が緩和されるほか、生存期間の延長も期待されます。

インターフェロンα皮下投与及びジドブジン経口投与の併用療法

血液内科(平成27.6.1承認)
【電話】096-373-5156
適応症:成人T細胞白血病リンパ腫(症候を有するくすぶり型又は予後不良因子を有さない慢性型のものに限る。)
主な内容:「成人T細胞白血病リンパ腫」は、ヒトT細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)に感染することで発症する血液のがんです。病態によって「急性型」「リンパ腫型」「慢性型」「くすぶり型」に分類されます。この先進医療は、症候を有するくすぶり型、または予後不良因子を有さない慢性型の成人T細胞白血病リンパ腫の患者様に対して、インターフェロンαの皮下注射とジドブジンの内服投与を行います。インターフェロンαは、ウィルスや腫瘍細胞の繁殖を抑制する薬で、ジドブジンは抗ウィルス薬です。これらを併用することで、症状の緩和、急性転化の防止、生存の延長をもたらすことが期待されます。当初10日間の入院治療から行われ、以降は外来通院による治療が行われます。

テモゾロミド用量強化療法

脳神経外科(平成29.9.1承認)
【電話】096-373-5219
適応症:膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。)
主な内容:この先進医療は、膠芽腫が再発または悪化した患者さんに対して、テモゾロミド用量強化療法を行うものです。膠芽腫は、悪性脳腫瘍の中で最も悪性度の高い病気の一つです。手術、放射線療法、化学療法を組み合わせた治療が行われますが、多くは再発します。再発した場合には治療が非常に困難で、予後はよくありません。化学療法では、初発時にテモゾロミド、再発時にはベバシズマブ(いずれも抗がん薬)を用いることが多いのですが、この先進医療では、再発時に、テモゾロミドを薬事承認された用量より多く投与します。欧米の研究では、再発時のテモゾロミド用量強化療法は、ベバシズマブ療法に匹敵する治療効果があることが報告されています。また、初回再発時に、ベバシズマブを用いる前にテモゾロミド用量強化療法を行うことで、初回再発後の生存期間の延長が期待できるという報告もあります。そのため、初めて再発した場合にはテモゾロミド用量強化療法を行い、その後、再発・悪化が見られたときにベバシズマブ療法を行うことで、再発膠芽腫の予後の改善につながると期待されます。

水素ガス吸入療法

救急総合診療部(平成30.1.1承認)
【電話】096-373-5769
適応症:心停止後症候群(院外における心停止後に院外又は救急外来において自己心拍が再開し、かつ、心原性心停止が推定されるものに限る。)
主な内容:この先進医療は、医療機関外で心停止となった成人患者さんのうち、自己心拍が再開したものの、昏睡が続く患者さんに対して、集中治療室で18時間にわたって2%の水素ガスを添加した酸素を人工呼吸器で吸入する療法です。心停止後に蘇生術によって心拍が再開された後に起こる、脳や心臓の障害を心停止後症候群といいます。同症候群により、心拍が再開しても、脳神経系の回復は難しいケースが多いのが現状です。しかも、こうした患者さんの生存率などの改善に有効な治療法は低体温療法だけなうえ、実施できる医療機関は限られ、費用も高額になりがちでした。水素ガス吸入療法は簡便にできるうえ、酸素に添加された水素ガスの抗酸化作用、抗炎症作用などにより、心停止後症候群に陥った患者さんの生存率や脳神経系障害の改善が期待されます。

術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法

消化器外科(平成30.3.30承認)
【電話】096-373-5213
適応症:小腸腺がん(ステージがⅠ期、Ⅱ期又はⅢ期であって、肉眼による観察および病理学的見地から完全に切除したと判断されるものに限る。)
主な内容:この先進医療は、小腸腺がんの切除手術を受けた患者さんを対象に、カペシタビンという抗がん薬の内服投与と、同じく抗がん薬のオキサリプラチンの点滴による静脈内投与を併用する療法です。小腸腺がんは、小腸の内壁のすぐ内側にできたがんのことです。小腸腺がんは患者数が少ない希少がんであり、治療の選択肢が限られており、現在は、切除可能であれば単独の切除手術が標準治療とみなされています。そのため、切除手術後に行う治療法の開発が求められています。また、切除できない小腸腺がんにはカペシタビンとオキサリプラチンの併用療法が、すでに事実上の標準治療となっています。小腸腺がんの切除手術後に、服薬と点滴による抗がん薬の併用療法を加えることで、再発を抑えて延命効果を高めることが期待されます。
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