病院について

基幹・環境整備(屋外環境整備等) ~防災機能強化~

事業概要

 平成11年度より開始した本院の再開発整備は、これまでに西病棟、中央診療棟、東病棟、外来診療棟、管理棟の改築や改修を順次行ってきましたが、令和3年9月に計画の最終となる屋外環境整備工事が完了し、熊本大学病院再開発整備の全事業が完了いたしました。
 この屋外環境整備により、病院施設へのアプローチ、動線の明確化、駐車スペースの拡充、アメニティの充実・向上、病院景観の向上等を図っています。
 また、防災設備を更新することで、防災体制の安定及び防災機能を強化でき、より安全・安心な診療環境を整えることができました。

各ゾーンコンセプト

防災広場ゾーン

~災害時には防災広場としても活用できる憩いの空間~
 通常時は多目的広場、災害時には情報収集や提供、マンホールトイレの設置等の防災広場として利用可能です

  • マンホールトイレは男女別となるよう2か所に分けて設置(計10個設置可能)
  • 防災広場への車両の進入を制限し歩行者の安全を確保すると共に、緑化による憩いの空間を演出するため、病院基金を活用したプランターを18基設置しています
癒しの庭ゾーン

~利用者が心身共に癒されると共に、敷地の顔となるシンボリックな空間~
 敷地の代表的な景観となるプロムナードと合わせて、利用者が休憩や散歩など心身共に休息できると共に、イベントや災害時の炊き出し、応急救護ゾーンとしても利用できる空間を形成しています

  • ウォーキングや散歩に利用できる延長約200mの外周園路を設置
  • 休憩施設である防災パーゴラやかまどベンチは、災害時には防災施設として利用可能
遊びの広場ゾーン

~遊びやイベントなど多目的に利用できる開放的な空間~
 利用者が遊びや軽い運動をすることが可能で、イベントや災害時の炊き出し、応急救護ゾーンとしても利用できる空間を形成しています

  • 爽やかな開放感があり、遊びや運動の際怪我をしにくい芝生を張った広場を整備

屋外設備のご紹介

防災パーゴラ
防災パーゴラ右矢印防災パーゴラ
通常時は休憩スペースとして利用し、災害時は収納縁台からテントシートを取出し囲うことで一時避難場所や災害対策本部等として使用可能
かまどスツール
かまどスツール右矢印かまどスツール
通常時はスツールとして利用し、災害時にはスツール内部の「ステンレスかまど」を取り出して利用可能
マンホールトイレ
マンホールトイレ右矢印マンホールトイレ
災害時はマンホールの上に簡易なトイレ設備を設けることで、トイレ機能を確保できる
ソーラー照明灯
ソーラー照明灯 ソーラー照明灯 
太陽エネルギーを電気に変換してLED照明を点灯するソーラー照明灯。非常時には電源供給(AC100V)が可能
出構ゲート屋根
出構ゲート屋根出構ゲート屋根
緊急車両が通行可能な屋根高さを確保し、耐久性にも優れています
夜間プロムナード照明
夜間プロムナード照明夜間プロムナード照明
ポールライトとアッパーライトを組み合わせた照明演出と夜間の安全の確保。疾病啓発ライトアップ時には様々な色彩でライトアップされます
通路シェルター
第一立体駐車場から外来棟玄関へ続く通路シェルター
プロムナード
開放感のある広いプロムナード(遊歩道)
駐車場
駐車場は1,000台以上が収容可能となり、車いす対応駐車場は20台、ハートフル駐車場は55台が駐車可能となりました