熊本大学医学部附属病院
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高度医療開発センター

スタッフと専門領域

荒木 栄一 センター長 内科学、糖尿病学、内分泌代謝学

【兼任/糖尿病・代謝・内分泌内科 教授、栄養管理部長、総合臨床研究部研究展開センター長】

高度医療開発センターの特徴

遺伝子医療、移植医療及び病態が十分に解明されていない種々の難病の予防・診断・治療法などの開発を推進するプロジェクトを支援しています。

業務領域

高度先進医療を開発・推進するための研究・計画の実施
  1. 先端医療支援の申請受付、審査(評価)資料の作成等
  2. 経費の算定及び配分
  3. 経費の管理及び執行
  • 計画の実施に対する人的並びに経済的支援及び寄付金の募集
  • 治験・診断情報の開示
  • 講演会・講習会・セミナーの開催等
  • 診断・治療上の技術相談・指導及び共同研究の実施支援等

不整脈先端医療寄附講座

近年、頻脈性不整脈の病態解明において、三次元での心腔内興奮伝播解析が可能となってきました。不整脈先端医療講座は心臓電気生理学、循環器病態学を中心とした基盤的学問の上に臨床不整脈分野の先端的研究を行い、難治性不整脈治療の先導的役割を担う目的で設置されました。具体的な研究テーマは、1)これまでその機序が明らかにされていない難解な頻脈性不整脈の機序解明に関する研究、2)新しい心腔内電位解析装置であるNon-contact mapping system(EnSite 3000)を用いた頻脈性不整脈の適切な治療法の確立、3)致死性心室性不整脈の機序解明と、心機能低下を伴った症例でのCardiac resynchronization therapy with defibrillator(CRTD)の有用性についての検討などであります。

機能神経外科先端医療寄附講座

近年、脳深部に電極を挿入し、パルス発生装置を用いて神経核の活動を制御する脳深部刺激療法Deep Brain Stimulation(DBS)が、パーキンソン病、ジストニア、振戦などの運動異常症に対して画期的治療効果をもたらすことが明らかとなりつつあります。神経回路そのものの活動を電気刺激で制御することにより、運動異常や感覚異常のみならず高次脳機能にも効果を発揮し得るDBSは、基礎的分野の神経科学者からも注目されています。機能神経外科学講座は、DBSと神経変性疾患に対する再生医療を研究テーマの柱とし、近年長足の進歩を遂げつつある機能神経外科において、その先端的治療の研究及び開発を目的として設置されました。

心血管治療先端医療寄附講座

高齢化社会、メタボリック症候群の急増する社会の到来に伴い、心血管・循環器疾患の患者は飛躍的に増加しており、循環器診療において、難治性の不整脈、心不全及び冠動脈疾患の治療の充実と新治療法の研究開発が急務となっています。当講座はそのような背景のもと独創的な発想力、探究心を育みながら、基盤的研究及び臨床診療の面から、治療が困難である難治性の冠動脈疾患及び心不全分野の研究、教育及び治療を遂行する目的で設立されました。現在は、九州圏内関連病院における冠動脈形成術の全例登録研究(KICS)、県下発症急性心筋梗塞の全例調査(KACE)、下肢動脈血管内治療登録研究(Kumamoto EVT registry)、熊本地震発生後の急性脳・心血管疾患発生数と予後に関する研究(KEEP project)を継続して行っています。

新生児学寄附講座

新生児医学の分野は、従来は産科と小児科の境界に位置してきました。しかし新生児医療が進歩するとともに新生児学は小児科学分野の中に位置づけられつつ発展し、特に米国において小児科医を主体とした重症新生児の管理を目的とした臨床分野として今日に至っています。その一方で、わが国においては国立大学医学部における新生児医療と研究分野への取り組みが遅れており、その歴史は浅いものであります。そのような背景の中で本寄附講座はわが国の国立大学の医学研究と医学教育において先進的で重要な役割を担うと考えられます。さらに上記活動を通して、この領域における優秀な人材の育成、およびこの地域における新生児医療の充実に貢献します。

循環器予防医学先端医療寄附講座

近年重要視されている循環器予防領域の臨床研究をハイレベルで行い、日本に不足しているといわれているエビデンスを構築し、そのエビデンスを診療及び医学部の基礎、臨床教育につなげることを目標として設置されました。

分子神経治療学寄附講座

免疫グロブリン治療を中心とした自己免疫関連神経疾患の治療の可能性を精力的に推進し、また本講座の疾患治療における免疫グロブリンの臨床研究成果を熊本発の新たな知見として世界に向けて発信していくことを目的としております。これまでの本領域の診療・研究は、免疫グロブリン使用の制限もあり、あまり活発とは言えなかったところを、本寄附講座の新設を契機に、診療・研究・教育が飛躍的に進展し、地域の患者のみならず、世界に情報発信できる成果が得られるものと期待されるものであります。

脳血管障害先端医療寄附講座

本講座の目的は、神経学の根幹の1つをなすとも言える「脳血管障害学」を中心とした基盤的学問の上に、難治性血管障害や遺伝性血管障害の研究、教育及び治療の先導的役割を担うことです。独創的な発想力と探究心をもって、最先端の脳血管障害医療の研究開発に励み、新しい技術を一般化して診療へ応用していくことを目指しています。

消化器癌先端治療開発学寄附講座

消化器癌に対する外科手術と化学療法や分子標的治療の融合による高度な集学的治療の実践、ならびに新たな治療戦略の開発に向けた基礎研究のため本講座を開設しました。消化器癌に対する集学的治療の確立のための専門医育成、横断的な組織作り、collaborationによる先端的医療への挑戦、関連病院との施設連携等を、消化器外科学教室と協力して行います。さらに現状では治療困難な進行消化器癌に対する新しい治療戦略の開発に向け、質の高い基礎研究に基づいたトランスレーショナルリサーチを実施します。

次世代外科治療開発学寄附講座

手術、化学療法、放射線療法、化学放射線療法などを含む集学的治療の発達にも関わらず、消化器癌の予後はいまだに不良です。そのため、基礎研究及び臨床研究により、分子標的療法に代表される革新的な治療法の開発が模索されています。本寄附講座においては、消化器癌に対する次世代外科治療の開発を目指して、腫瘍免疫、腸内細菌叢(Microbiome)、epigeneticsなどをターゲットとした創薬のためのシーズの探索を行います。
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