この度、熊本大学医学部附属病院は、第三者評価機関である(財)日本医療機能評価機構による病院機能評価Ver.5.0を受審し、平成21年6月5日付けで認定されました。
この病院機能評価とは、病院の現状や問題点などを明確にするために第三者評価機関((財)日本医療機能評価機構)が中立的な立場から病院機能の評価を行い、機構の定める認定基準を満たした場合に、認定証が交付されるものです。
評価は、書類審査と訪問審査があり、本院は「病院組織の運営と地域における役割」「患者の権利と安全確保の体制」「療養環境と患者サービス」「医療提供の組織と運営」「医療の質と安全のためのケアプロセス」「病院運営管理の合理性」「精神科に特有な病院機能」の7つの領域で、およそ600に及ぶ項目の評価を受けました。
平成20年12月に行われた訪問審査では、事前に本院で実施した自己評価の達成度確認及び証拠書類の確認が行われた後、医療、看護、病院管理などの専門家の方々が実際に外来や病棟などの医療現場や事務室などを訪れ、様々な現場確認に基づく審査が行われました。
本院は受審にあたり、平成20年3月から菊池認証取得推進室室長を中心として、副病院長他による審査領域毎に分けた作業部会を設置し、医療、看護、病院管理等の問題点の改善などに全職員が一丸となって取り組み、今回無事に認定を受けることとなりました。
本院は、今回の認定に満足せず、今後も「 患者本位の医療の実践、臨床医学の発展及び医療人の育成に努め、地域の福祉と健康に貢献する」という理念に基づき、更なる医療の質の向上に努めてまいります。 |